1962年に出た春陽堂文庫の『江戸川乱歩名作集6』の改題。
「月と手袋」「地獄風景」「モノグラム」「日記帳」の4篇が収められている。
もっともインパクトがあるのは「地獄風景」だろう。おどろおどろしい世界だ。しかし、あまりにグロテスクで読んでいて気分が悪くなってしまう。
表題作の「月と手袋」はいただけない。明智が登場するものの、これでは…。
アイデア勝負の「モノグラム」は良かった。
「日記帳」もひねりが効いている。
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Publisher: 春陽堂書店
(Jul, 1987) List Price: ¥ 470
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いただけない Apr 15, 2008
パノラマ島を超える!? Nov 09, 2007
二人の男女が見事に別の殺人事件を演じきる「月と手袋」は、不気味な赤い月が目に焼きついてしばらく離れなくなりました。「地獄風景」はある意味パノラマ島よりもエログロです。こんな世界があっていいのか。完全なるキチガイワールド。人間が人間じゃなくなってる・・・。ここまでくると逆に笑えてきたりします。乱歩は華麗なる妄想狂。頭の中凄すぎます。現実にあまり面白いことがない私は、異常に惹きこまれてしまいます。毒々しい花畑に迷い込んだような気分になります。