アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

花沢 健吾

Publisher: 小学館 (Aug 28, 2009)
List Price: ¥ 560

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リアリティのあるホラーだが、モノローグに頼るのはよくない。 Jul 10, 2010
作者は相当にセンチメンタルなロマンティストですね。丁寧に徹子の描写をしたわけがわかりました。あと全体的にキャラ造形に初期の大友克洋っぽさが充満していて、リアリティがあります。ストーリーが突拍子もないものだから、キャラクターのリアリティがないとマンガとして成立しない、ということを作者もよくわかっているのだと思います。さすがです。
しかし、私はこのマンガあまり好きではありません。肝心なところで主人公のモノローグに頼りすぎなんです。しかも冗長でくどい。それをやっちゃだめだと思う。アングラ劇団の新劇じゃないんだから、暗闇で独り言を延々喋らせないでほしい、みたいな感じ(笑)。単行本で一気読みすればあまり気にならないんだけど、連載誌を見てると「はああ、今回もモノローグで終わりかよ」みたいな脱力感を覚えます。
新境地 Jul 07, 2010
漫画らしくない漫画
伏線らしくない伏線
先が読めるようで読めない

描かれている人々が汚く、いやらしく、非常に人間くさくて妙にリアル。
最後数ページは今まで読んできた漫画の中で類を見ない驚きを与えてくれました。

レビューとかあまり読まずに、とりあえず1度読んでみてください。
友人に薦める場合も、内容については極力、伝えない方が良いでしょう。

私は、あらすじも何も知らず、肩の力を抜いた状態でこの漫画を読めたことを幸せに思います。
英雄になったつもりで Jul 05, 2010
『この漫画のようにウイルスが感染して人間達が凶暴化してしまうという設定の話は
もはや珍しいものではないし藤子F先生に至っては『流血鬼』において、その設定を裏からも嘗め尽くしてしまったわけです。

とはいえこの漫画は主人公をいわゆるヒキコモリに近い男性を主人公に置いている点。
さらに、他の作品では序盤、もっと言ってしまえば最初から既に全人類がウイルスにかかってしまっていたりする場合が多いのだけれど、一巻まるまる、主人公の日常描写に使っている点など新しい試みがなされていないわけではないです。前情報を得ていなければ、鬱屈日常漫画だと完全に信じ込んでいるであろう読者の目の前に突如見開きで現れる、感染後の主人公の恋人の姿には読者は度肝を抜かれることは請け合いです。それは例えるなら『サザエさん』で突如波平がサザエさんを刺し殺すほどの衝撃だと思います。

それらの点を考慮し、期待の意味も込めて僕は4点をこの漫画につけたいんです・・・。』


三谷「だからっひとり言すんなつーのっ」

『・・・あ・・・。はい・・・。』

最初は星0だった Jul 03, 2010
最初この1巻を読み終えたあと、俺は古本屋に売った。わけのわからん内容、ホラー的演出の数々、この漫画は何を伝えたいのかが理解できなかった。
なので1日で売ったのだが…2、3巻が刊行されて益々世間の注目度が上がり、また読みたくなった。
1巻で駄作と決めつけた自分に馬鹿といいたい。

これは非日常をリアルに描いたホラーサバイバルドラマなのだ!圧倒的な画力、パニックに陥った人々のリアルな描写、主人公の生き残ってやるという決意……

こんな漫画見たことない!恐怖・日常のありがたさ・生きるということ……色々考えさせられる傑作。
せっかくだから10〜20巻は続くことを望む。
なぜ生き続けるのか、それは分からない。 Jun 17, 2010
「アイアムアヒーロー」花沢健吾 アイアムアヒーローという漫画の話。 主人公は売れない漫画家、本を2冊出したことはあるが、今はアシスタントで食いつなぐ日々。年齢は35歳。彼女はいるが、元彼の売れっ子漫画家の話ばかりする。そんな元彼に才能でも、女でも勝てないことに打ちひしがれる。 そんな冴えない日々を送る主人公、ある朝、彼女の部屋に行くと、彼女はゾンビと化していた。それと同時に世界中が混沌へと巻き込まれてゆく。主人公のサバイバルな生活が始まる。 35歳という年齢は微妙だ。 サラリーマンとして働いていたら、ある程度会社での自分のポジションは分かってくる。自分についても、何ができて何ができないのかが分かり、それを直すにはもうすでに多くの時間を過ごしてしまったことに気づく。 漫画家と言っていれば、とりあえず、プータローである他の人間とは一線を置くことができる。漫画家という穴を掘りだした主人公は、この穴を諦めて次の穴にかかるか、それともこのまま穴を掘り進めるか、その選択を迫られる年齢なのだ。 だが、この漫画で描かれている主人公は、理想は高いのに、すでに世の中にウケルという視点でマンガを描いている時点で世間に負け始めている。アシスタントの上司は、40歳を超えて、1000ページの超大作漫画の構想を延々と描きつづけ、そして死ぬ。 主人公が上司を常日頃嫌悪するのは、将来の自分の姿を見ているようだからだ、こいつのようにはなりたくない。 現在、1,2,3巻まで出ている本作ですが、非常に人間を俯瞰的に描いている。 人生はつらいけど、人は生き続ける。 なぜ生き続けるのか、それは分からない。

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